こんにちは!営業・設計課の村上です。
今日は、めずらしく【コンクリート】の建物について書いてみたいと思います。
最近お客様とコンクリートの家についてお話することがありました。
コンクリートの建物と木造の建物を比較したとき、どちらが良いですか?と聞かれたら…
最近ずっとその答えを考え中です。
実は私はコンクリートの建物も好きなのですよ。
この写真は兵庫県西宮市にある大手前アートセンター内のD1という部屋です。←私のお気に入り
設計は有名建築家の安藤忠雄さんでコンクリートの建物です。
大手前大学のアート施設なので、卒業制作展など一部のイベント時しか開放されることが無く、内部を体感できるのは年に数回しかありません。
この部屋の魅力はコンクリートの無機質さ故に、空間が作品へ与える影響が少なく、作品に集中できるところです。
美術用語で「ホワイトキューブ」という言葉があります。
何もない真っ白な空間こそが現代におけるアート鑑賞に最も適した空間と提唱されているのです。
実は1900年代以前のヨーロッパやアメリカの展示方法は、壁いっぱい、天井ぎりぎりまで作品を展示していました。
展示会は富裕層のコレクターが自分の財力を見せ付ける恰好の場だったのですね。ちょっとした雑学でした(^-^)
ですからアートをじっくり鑑賞するための空間であれば、コンクリートの建物はぴったりではないかと思います。
それでは住居としては、どうでしょうか?
つづく。
本日のおすすめスポット
大手前アートセンター
西宮市御茶家所町6-42
開館時間10:00~17:00 ※展覧会期中のみ
https://www.otemae.ac.jp/institution/education/art.html
新築事業部 営業・設計課 村上裕康