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現場調査 その2

現場へ調査に行って、一番気を使うのは、劣化部分の確認になります。


『劣化』には、3つのポイントがあります。
まず一つ目は、風雨による屋根、外壁からの雨の侵入による「腐食劣化」です。

長年の風雨で、台風的な一時の雨漏りは仕方ないと言えば仕方無いのですが、雨露でも漏らしている状態が長時間継続していると、劣化どころか材料の形さえも無くなっています。

出来る事なら、ここまで傷んでしまう前に手を打って欲しかった・・・。 が、本音です。
建物は、雨風を防ぐ為の「箱」なのですが、ガードすべき「箱」も雨の侵入で一気に弱ってしまいます。

2番目に注意したいのは、『経年劣化』になります。                       これは、形成している材料そのものの対応年数を超えて歳を重ねていることに限界となっている状態を言います。

瓦なども焼き物ですが、経年による痛みがありますし、下地の防水シートなどは、瓦よりももっと早く対応年数を迎えます。表面的な傷み具合も下地の傷み具合も調査の対象となります。

木材などは、法隆寺のように長い年月の間、そのまま経過しているように思われがちですが、ポイント的な改修を繰り返して現在に至っていると思われます。鉄でもコンクリートでも永久的なモノはありません。   

そして最後は、何処にでもいて、邪魔者扱いの『白蟻』による被害になります。            白蟻は、年代を問わず存在しています。 現在の建築方法は白蟻被害を受けにくい構造となっていますが、築30年以前の建物は、ほぼ100%の確率で悪さをしています。

床下、外回りに「蟻道」を見つけて、浸食程度を確認します。 家全体に被害が廻っているような事は無いですが、被害範囲を確認して、今後被害を受けにくい対処も考えながら調査します。






現場調査のポイントでした。
次回は、その3を紹介したいと思います。

谷口充

谷口 充

谷口 充

常務取締役 営業設計二課

資格:一級建築士・一級施工管理技士

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