こんにちは、営業の丹野です。
先日、誕生日を迎え三十路となりました。
30代も楽しむぞー!
さて今回は、
「床壁天井」の標準仕様について書いておきます。
過去記事はこちらから↓↓↓
①【必見!】ヤマヒロの標準仕様を徹底解剖 -構造編-
②【必見!】ヤマヒロの標準仕様を徹底解剖 -断熱・気密編-
③【必見!】ヤマヒロの標準仕様を徹底解剖 -コンクリート基礎編-
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①~③ではどちらかと言うとハード面をお伝えしてきました。
決して予算調整などで変えることのできない”基本仕様”という事になります。
今回からは、
目に見えるわかりやすい部分になります。
わかりやすいからこそ、
無数に商品があり、価格帯もバラバラなので
何が標準で何がオプションなのかは
きちっと整理しておく必要があります。
当社では、こういった仕様を”選べる仕様”と名付けております。
また、今回のテーマである床壁天井といった素材は、
毎日触れるところですので
ご家族の安心と健康を考えると
より重要になってきます。
-床壁天井編-
1.『杉』無垢フローリング
2.『塗り壁・塗り天井』ビーナスコート
1.『杉』無垢フローリング
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床の標準仕様は、
「杉無垢フローリング」になります。
自社工場で製造した当社オリジナル商品です。
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杉フローリング…18mm
杉下地材…30mm
あわせて48mmの杉床材
下地材を含むと
約5cmの床となり
かなりの厚みで安心ですね。
※床の厚みも要チェックポイント
杉と言えば、
空気を多く含んでおりますので
柔らかく、傷がつきやすく
季節によって膨張収縮します。
その反面、
柔らかいので足触りが良かったり
蓄熱性が高かったり
湿気にくかったりするので
床材としてはかなり有効です。
また無垢材ですので
経年美化を楽しみながら暮らすことができます。
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節有りは
こげ茶感が増して節が目立ちにくくなります。
節無しは
木目がはっきり出てきます。
個人的には節有りのこげ茶感が好きだったりしますね。
その他にも、
コナラ無垢フローリング(オプション)、
淡路瓦のタイル(オプション)、
畳(オプション)、
などの施工実績がございます。
杉を基本としながら
部屋のシチュエーションによって変えたりすることもありますので
”選べる仕様”と位置付けています。
価格だけの事で言うと、
「建材フロア・フローリング」の方がお手軽感がありますが、
化学物質が多く含まれていたり
厚みも12mm程度のものが多いので
健康や長期的な耐久性のリスクを考えると
標準仕様にはあまりしたくないですね。
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価格に惑わされず、
長期的な指標で選ばれることをオススメします。
2.『塗り壁・塗り天井』ビーナスコート
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壁天井の標準仕様は、
「コラーゲン・ビーナスコート」で
自然素材の塗り壁天井となります。
天然火山灰に卵殻のコラーゲンを配合した商品で
ホルムアルデヒドやアンモニア臭などを吸着分解したり
室内の余分な湿気を吸収してくれます。
安全性と健康に優れていますので
壁材としてかなり有効です。
塗り方も4種類あり
色も8種類あるので
家によっても部屋によっても使い分けが楽しめます。
ちなみに、
メイン(LDKや各個室)はビーナスコートを使いながら
クロークやパントリーといった各収納については
「杉焼前板」を標準としております。
無垢の杉ですので
調湿効果や消臭効果、カビの繁殖を防いだりしてくれます。
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ちなみに、LDKや寝室、子供部屋の天井に関しては
ご家族がメインで過ごされる場所となりますので
「杉梁現し」や「杉無節羽目板張り」を標準設計することが多く
より居心地の良さや落ち着き感を演出しております。
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他にも、オプションとして
・漆喰
・薩摩中霧島
・珪藻土
といった自然素材もご用意しております。
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壁や天井に関しても
価格だけの事を言えば
「クロス」の方がお手軽ですが
こちらも化学物質が多く含まれており
10年や15年で貼替えが必要な商品もありますので
健康や長期的な耐久性の面からいくと
標準仕様にはしたくないですね。
床壁天井の素材を
ご予算の都合上もあり、質を下げてしまう方をたくさん見てきました。
どうしても間取りや設備優先になってしまいますよね。
ただ、本当にそれでいいのですか?と正直思ってしまいます。
初期費用でいうと何十万の差はありますが
将来の健康被害による医療費や睡眠の質、
貼替え費用などを考えると
質を下げたほうが高くつきやすいのかなと思ったりします。
初期費用だけに惑わされず、
長期的な目で
健康や安全を意識した素材選びをオススメします。
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営業設計一課 丹野将