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メタモルフォーゼの縁側

設計の築山です。梅雨入りしてからというもの毎日蒸し暑く身体が苔むしてきそうです。今日は本棚から一冊、漫画のご紹介です。

最近、同タイトルで芦田愛菜と宮本信子の共演で実写映画化されたのでご存じの方も多いかと思いますが、概要から。人付き合いの苦手な女子高生と、夫を亡くした孤独な老婦人がBL漫画を通して交流する姿を描く。

17歳のうららは、趣味でBL漫画を読んでいる。ある日、彼女がバイトをしている書店で、75歳の雪が内容を知らずBL漫画を買った。雪は初めての世界に驚くが、次第にその世界に魅了される。そして、ある日ふたりはひょんなことをきっかけに交流を始め……

といった感じで物語は始まります。数年前に1巻だけ買って、そのままにしていたら知らない間に、映画公開されることになったらしく、気になって調べてみたら完結していたのであわてて残りの4冊を最近買いました。

タイトルのメタモルフォーゼはドイツ語の変身の意味らしいのですが、二人?の変身のきっかけを起こすのが縁側なのです。

1巻の中盤でうららが雪におすすめのBLコミックを貸す話になって、なぜか雪の自宅へ行くことに。雪の家は古い日本家屋で、庭に面して縁側があります。うららが訪問時にインターホン(チャイムかな)を押すも縁側から雪が「ごめーんこっちからあがって」と呼びかけます。うららは、雪の呼びかけに促されながらも縁側から上がることに怪訝な顔で覗き込みます。

その後、出会ったきっかけとなったBLの話で意気投合することになるのですが、なんかいいんですよねこの縁側の使い方。自分が子供のころはまだ縁側から出入りするシーンはあったのですが、今はテレビの中でしか見なくなったかもしれませんね。

縁側は、雨の多い日本特有のつくりで、内と外の間にあるややあいまいな空間といった具合でしょうか。今再現するとしたら、屋根のあるウッドデッキが一番近いかな。ウッドデッキというものは外にあるのになぜか中から使いますよね。そして、ほとんどの方がはだしのまま上がります。我々日本人にとっては古の記憶が自然とそう振る舞わせるのでしょうね。

うららと雪がこころ通わせた縁側がきっかけでふたりのメタモルフォーゼがどのような結末を迎えるのか楽しみになった方は、是非。今ならお得なBOXセットもでてるのでおすすめですよ。先に映画を見てしまうのもアリですが。 

住宅事業部営業設計1課 築山

築山 大祐

築山 大祐

住宅事業部 営業設計一課

資格:2級建築士

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