設計の中村です。
「際」を考える
第三弾。
前回は、
大開口の天井際の
段差や垂れ壁を消すことで
ダイレクトに
内と外をつなげ
外に飛び出したくなるような
アクティブな関わり方をもたらす
際=ディテールの
ご紹介でした。
今回は
その応用編です。
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あえて、垂れ壁をつくる。
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![](https://www.yamahiro.org/wp-content/uploads/2020/11/IMG_7027-1.jpg)
前回窓から
「何が見えるのか?
「何を見せるのか?」
が重要と書きましたが
中には
見せたくないもの
もあるでしょう。
例えば
砥堀にあるモデルハウスでは
道路を挟んで大きな店舗が
建ち並んでいるため
大開口の天井際は
あえて
30cmの垂れ壁を
設けています。
そうすることで
自然と視線が下の方へ誘導され
庭をクローズアップ
してくれます。
![](https://www.yamahiro.org/wp-content/uploads/2020/11/IMG_7028.jpg)
その他にも
この垂れ壁は、
部屋全体のバランスに合わせていたり
前回のような外へ飛び出したくなるような
アクティブなつながり方ではなく
庭を大きな絵画のように
切り取った大開口で
少し都会のオアシスのような上品な雰囲気を
作り出してくれています。
このように
天井際
1つとっても
その場所や部分を
どう使うか?
どう見せるか?
際の作り方を
しっかり考えることが重要です。
それによって
お客様の
日々のくつろぎの時間や
家族や個々で過ごす時間の質が
大きく変わります。
間取りや構造、性能はもちろん
我々
住宅をつくる者にとって
際=ディテールまで
しっかりと考え抜くことが
とても大事だと考えています。
![](https://www.yamahiro.org/wp-content/uploads/2020/11/MG_6924.jpg)
前回と今回ご紹介した
2種類の大開口の天井際の違いを
砥堀のモデルハウスで
同時に体感いただけます。
ぜひ
モデルハウスに
お越しください。
営業・設計課 中村将之