設計の中村です。
対ウッドショックにおける
県産材・国産材を使える設計
第4弾です。
前回は、
平面的に構造を把握する
工夫の1つ目として
外周部に一間ごとに柱を建てる
ことをご紹介させていただきました。
本日は
その2つ目です。
__________________
内部の梁は、2間まで。
__________________
![](https://www.yamahiro.org/wp-content/uploads/2021/07/IMG_0968.jpg)
前回で
外周部が決まったので
今回は内部のお話です。
我々は
内部など
梁をとばせる範囲は
2間までとしています。
そうすることで
梁せい=梁の部材の高さを
最大330mm
というように決めています。
![](https://www.yamahiro.org/wp-content/uploads/2021/07/7IMG_8438-768x512-1.jpg)
これは
もし梁を現しにして
架構を意匠として見せる時に
一番きれいである点
また
そこまでの梁せいにする
というルールにすると
使用する部材の種類を
絞れることができ
よりコストも
抑えられるからです。
![](https://www.yamahiro.org/wp-content/uploads/2021/07/IMG_2766-1.jpg)
例えば
図のように
前回同様に
4間x4間の
大きさの建物だった場合
真ん中に
柱一本で構成することが
可能になります。
![](https://www.yamahiro.org/wp-content/uploads/2021/07/IMG_2768.jpg)
そうすると
平面的には
8帖の部屋が
4つとれることになります。
この8帖の中に
各部屋の関係性や
外と内との関係
家具や
そこで過ごす
人と人との距離を
落とし込んで
間取りをつくっていきます。
![](https://www.yamahiro.org/wp-content/uploads/2021/07/IMG_7831.jpg)
話は変わりますが
本来
間取りとは
単なる部屋割ではなく
上記のような
様々な関係性を
考えてつくったものを
さすとも思っています。
このように
梁は2間まで
といったルールを
採用することで
ほぼほぼ出来たも同然です。
![](https://www.yamahiro.org/wp-content/uploads/2021/07/h_t_IMG_1853-768x512-1.jpg)
でも
これでは
間取りは数パターンしか
出来ないのでは?
といった不安の声も
聞こえてきそうですが
実は
無限に出来るのです。
次回は
そのことについて
紹介していきます。
営業・設計課 中村将之