設計の中村です。
先日
お引き渡しさせていただいた
【焼杉の大屋根】なのですが
見学会の際に
とても
時間がゆっくり流れるような
落ち着く家ですね。
と感想をいただきました。
設計する際に
とても考えたところだったので
そう感じて頂けて
とても嬉しかったです。
では
なぜ時間がゆっくり流れるように
感じられたのか?
色々な理由がありますが
大きくは
庭の造り方に
ポイントがあります。
![](https://www.yamahiro.org/wp-content/uploads/2022/06/IMG_0076-768x1024.jpg)
敷地は
南北に細長く
その土地を活かした
大屋根の建物としています。
また
庭周りには
写真のように
少しへこんだように
塀を設けています。
![](https://www.yamahiro.org/wp-content/uploads/2022/06/IMG_9942-1024x768.jpg)
内部から見ると
こんな感じです。
大きな窓の
左側はFIX窓(開かない窓)
右側は全て引き込める窓(全開放できる窓)
としており
FIX窓の正面には
建物になるべく近づけた植栽スペース
引き込める窓の先には
デッキとと芝生を
設けています。
![](https://www.yamahiro.org/wp-content/uploads/2022/06/IMG_9944-768x1024.jpg)
そうすることで
ゆっくり眺める庭と
アクティブに遊べる庭との
両方を実現することが
出来ています。
さらには
眺める庭側には
植栽のすぐ後ろに
塀を設けており
手前の塀と芝生の奥に見える塀との
対比により
庭も広く感じられ
2つの庭の良さを
より引き立て合っている関係性を
つくることが
出来ています。
限られた庭ですが
単に
庭のスペースや
植栽を設けるだけでなく
敷地の特徴を活かし
塀や植栽、グランドカバーやデッキ
内部と外部の関係性など
様々な要素をしっかりと
計画することが重要です。
営業設計一課 中村将之