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こどもエコすまい支援事業

こんにちは、設計の玉中です。
国から新しい補助金の発表があったのでご紹介します。

先日11/8付で閣議決定された補助制度が3種類、
いずれも省エネや断熱性能向上に関するものです。


1つ目が国交省の『こどもエコすまい支援事業』
2つ目が経産省と環境省合同の『住宅の断熱性能向上のための先進的設備導入促進事業等』
3つ目が経産省資源エネルギー庁の『高効率給湯器導入促進による家庭部門の省エネルギー推進事業費補助金事業』

の3つとなります。

今回は3つの中で1番恩恵が大きそうな『こどもエコすまい支援事業』について
ご紹介します。

なお、補正予算が成立する前提で進んでいる補助事業であり、
内容もまだ詳しくは出ていませんので、速報としてご覧ください。



ということで今回ご紹介する『こどもエコすまい支援事業』ですが、
現在申請期間中の『こどもみらい住宅支援事業』の後釜のような制度となっています。



新築の場合とリフォームの場合とで制度が大きく異なっており、
貰える補助額の決め方は
新築:100万円/戸の定額
リフォーム:工事毎に決められた補助額を足し合わせる

となっています。




新築の場合
「子育て世帯・若者夫婦世帯」による
「ZEH基準の断熱・省エネ住宅」が対象となります。

『こどもみらい住宅支援事業』では断熱・省エネの性能によって3段階の基準がありましたが、
10月に長期優良住宅やフラット35S等の基準が引き上げられたのに合わせて
3段階の最高基準だった「ZEH基準」のみとなりました。

なお、「ZEH基準」は「断熱等性能等級5」かつ「一次エネルギー消費量等級6」のことで、
充分な建物の断熱性能があって、高効率な空調設備・節水型の水栓・LED照明などを採用すれば
太陽光発電などの再生可能エネルギーは無くても大丈夫です。


リフォームの場合ですが、
「若者夫婦世帯」のような年齢による縛りは無く誰でも申請出来ます。

工事内容は
①開口部の断熱改修
②躯体の断熱改修(床・壁・天井・屋根の断熱)
③エコ住宅設備の導入
いずれか1つが必須となり、
それ以外に「子育て対応改修」や「バリアフリー改修」などを加算していきます。

これらの工事内容によって定められた額を積み重ねていき、
上限金額の範囲内で補助額を決めるというやり方です。

上限金額は一般の場合で30万円/戸
子育て世帯・若者夫婦世帯の場合で45万円/戸
と決められています。

リフォームの方はここまでの情報だと『こどもみらい住宅支援事業』と
まったく同じとなっていますね。
「窓1ヶ所当たり○万円の補助」などの補助額については
『こどもみらい住宅支援事業』よりも性能によって細分化されるようですが、
ひとまず条件や上限金額は同じとだけ覚えておけば良いと思います。



申請の期限については
交付申請期限:R5年12月末まで
完了報告期限:R6年7月末まで(戸建て住宅新築の場合)

となっています。


ここも『こどもみらい住宅支援事業』と同じように
新築の場合は交付申請出来るのが「基礎完成」のタイミングで、
リフォームの場合は「全ての工事が完成」しないと交付申請出来ない
と決められています。

大型リフォーム・リノベーションの場合は特に期限のチェックが重要ですね。






『こどもエコすまい支援事業』の速報紹介は以上になります。



『こどもみらい住宅支援事業』を踏襲したような制度なので
過去記事も合わせてご覧頂ければ予習代わりに良いかもしれません。
以下のリンクから別窓で開きます。

1.こどもみらい住宅支援事業(共通編)
2.こどもみらい住宅支援事業(リフォーム金額計算編)
3.こどもみらい住宅支援事業(リフォーム手続き・期間編)
4.こどもみらい住宅支援事業(注文戸建て住宅新築編)
5.こどもみらい住宅支援事業 重大な情報更新




他の2制度についても速報が出ていますので、近い内に紹介します。

本制度についても12月中旬くらいに事務局が設置され、
より詳しい情報が出てくると思いますので、また記事にしていきます!


実施積算課 玉中健太

玉中 健太

玉中 健太

住宅事業部 実施積算課

資格:宅地建物取引士・二級建築士

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