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県産木材価格高騰対策 実施中

こんにちは、設計の玉中です。
先月下旬に兵庫県では新しい補助金が始まりましたので紹介します。




6月22日に発表されました、その名も『県産木材価格高騰対策』です。
この1~2年ほど、ウッドショックやウクライナ問題などによって
木材価格がドンドン上がっています。
その対策と需要拡大のために補助金が作られたということです。
まぁネーミングまんまですね笑


しかし、山弘のお客様にとっては嬉しい内容となっています!
本制度は昨年度に実施されていた『県産木材利用拡大キャンペーン事業』と
ほとんど同じ内容となっています。
今年度は『キャンペーン事業』が無くなって残念に思っていたので、
嬉しいお知らせです。




新築の場合は県産木材の使用率に応じて30万円~80万円が貰えます。
キャンペーン事業と全く同じですね。


4月に書いたブログ記事【県産木材を使う2022】(リンクで開きます)
でも紹介していました通り、
山弘の標準仕様で新築させて頂いた直近の実績では
全物件で80%以上となっています。

上の記事で紹介しました補助金『R4年度ひょうごの木の家設計支援事業』と
本制度は申請条件や加算条件がほとんど同じなのですが、
2つを併用出来るので合計120万円を貰うことが出来るわけです。





ただし、補助金の併用には注意があります。
本制度は国庫から予算が出ている事業のため、
県の税金を財源とする『木の家設計支援事業』は併用が出来るのですが、
国の『こどもみらい住宅支援事業』や『地域型住宅グリーン化事業』などは
本制度と併用できない決まりになっています。

『こどもみらい住宅支援事業』の内容は過去のブログ記事を読んで頂きたいのですが、
ZEH基準に達する省エネ性能の住宅ならば100万円が補助されます。
『こどもみらい』と『木の家設計支援』の併用は出来るので、合計で140万円となります。
申請費用以外に元の予定よりも性能を上げる変更の費用も必要ならわかりませんが、
単純な申請費のみなら差引きしても本制度を使うよりも少しだけお得になります。




一方でZEH基準までは達していない「高い省エネ性能等を有する」のランクになる
現在の長期優良住宅や認定低炭素住宅等の基準の場合は
『こどもみらい』で貰える補助額が80万円です。
貰える金額が同じなら、別で長期優良住宅等に申請費用がかかるよりも
『木の家設計支援』と同じ証明書でついでに申請出来る本制度を利用する方が簡単です。


とは言え長期優良住宅はローンの優遇や固定資産税、火災保険などにも影響があります。
補助金の費用だけで考えて良いのか、はお客様の事情によって変わるのかもしれませんね。



リフォームの場合は内装(床のフローリングや天井の羽目板など)に
30㎡以上の県産木材を使用すると20万円が補助されます。
昨年度の『キャンペーン事業』は同じく内装を30㎡以上の条件でしたが、
貰える金額が10万円だったので補助が厚くなっています。


畳敷きの和室をフローリング張りにする洋室化工事とすると、
関東間(カントウマ)と言われる基準だと8帖間で13㎡くらいなので2部屋でも足りません。
一方で昔ながらの「玄関の左側に田の字の和室がある」みたいな家に多い
京間(キョウマ)や本間(ホンケン)と呼ばれる基準ならば、
8帖間を柱の芯で採るとギリギリ15㎡を超えますので、2部屋あればクリアとなります。
床と天井の両方に県産木材の内装材を採用するなら1部屋分と言えるので、
この辺りが目安となっていそうですね。


しかし、こちらも『こどもみらい』との併用が問題になります。
『こどもみらい』の補助金額はリフォーム内容による加算方式なので、
どのような工事なのかによって都度計算が必要です。

「1階部分全部を対象とするリノベーション工事」くらいの規模であれば、
計算の結果として『こどもみらい』の方が多く貰える可能性が高いので
リフォームでの利用は限定的かもしれません。





その他に新築・リフォームどちらにも共通する注意点としては
申請の流れとタイミングが挙げられます。
本制度は契約前に県から計画の認可を受けておく必要があります。
打合せのスケジュールを営業担当者とよく相談してくださいね。



ドンドン新しい補助金が出てきては年度が変わると消えていき、
私たちもついていくのに必死です笑
お客様にとっては選択肢が増えて嬉しいことだと思いますので、
その方にとって最適なものは何か、一緒に考えていけるように
情報の収集と共有を頑張っていきます。

実施積算課 玉中健太

玉中 健太

玉中 健太

住宅事業部 実施積算課

資格:宅地建物取引士・二級建築士

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