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山林を歩く⑪ 帝釈峡(上帝釈)

こんにちは、設計の玉中です。
散歩がてら山林を歩きに行く第11弾、数年前のことですが、広島県にある「帝釈峡」に行ってきました。




帝釈峡は広島県の北東部に位置する庄原市東城町と神石郡神石高原町にまたがる国定公園で、全長約18kmになる峡谷です。
本社のある宍粟市からだと最寄りのIC「東城IC」まで中国縦貫道一本で行けるので、車なら2時間ほどになります。


大きくは北部の上帝釈峡エリアと南部の神龍湖・下帝釈エリアの2つに分かれており、今回は友人達との旅行の中で上帝釈峡にある一番の目玉『雄橋(おんばし)』を見に行った際のお話です。




帝釈峡は1923年(大正12年)に国の名勝として指定された、比婆道後帝釈国定公園の主要景勝地です。
中でも『雄橋』は世界三大天然橋の1つに数えられ、日本百景の1つにも選定されています。



道中は観光客も歩きやすいような遊歩道があり、川沿いをノンビリと歩いていきます。

水が綺麗で鳥のさえずりも聞こえる、とても心地良い道です。








そして到着した『雄橋』がコチラ!


デカイです。

見切れてしまってカメラの画角に納まりません。





雄橋は日本一の規模を誇る天然橋で、全長90m・幅18m・厚さ24m・川底からの高さ40mもの大きさで、国の天然記念物にも指定されています。
カルスト地形の中で出来た石灰岩のアーチで、帝釈川の浸食で削られていたところに土地が隆起して地表に出たり、鍾乳洞の中を流れたり、のバランスによって出来たトンネルだと考えられています。

この雄橋の上が古くから生活道路として使われていたことが古地図や橋の上の石仏などから分かっています。(現在は通れません)




いったん雄橋を潜り抜けると河原へ下りる階段もあり、その高さをより実感できます。







雄橋に行く途中には帝釈峡に数多くある鍾乳洞の中で、唯一常設で見学できる『白雲洞』もあります。


『白雲洞』は入口こそ狭いですが、奥行が約200m、広いところでは20mの高さになっています。
歩きやすいよう板が敷かれていて、照明や説明看板もあって気軽に見学できる施設です。





私が旅行したのはゴールデンウイークだったのですが、神龍湖エリアの紅葉が綺麗なので秋の終わり頃に行くのもオススメだそうです。
神龍湖には遊覧船もあったりするので、家族連れでもゆっくりと自然を楽しめそうです。





『世界三大〇〇』なんてとても凄いことなのに、あまり知られていない気がします。
実は身近なところにも日本に、更には世界に誇れるようなものがあるかもしれません。

自分の周囲にもアンテナを張って、色々なものを見つけたいですね。


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玉中 健太

玉中 健太

新築事業部 管理課 管理設計

資格:宅地建物取引士・二級建築士

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