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20年に一度生まれ変わります。

伊勢神宮の凛とした空気が大好きです。設計の築山です。


20年に一度お宮を新築遷宮することを1300年にわたって繰返し、常に瑞々しさを保ってきました。注目したいのは、そのことによって職人技術を継承しているということと、その材木を枯らさないように常に育て続けることで森の新陳代謝と循環を促してきたことです。

 木を間伐し、日照を得ることで広葉樹が育ち、動物が実を食べ育ち、糞により土が肥え、養分が川を流れて稲を育て、やがては海へも栄養を送り出す。そんな日本ならではの自然の循環のなかに”建築”がなんとも淀みなく溶け込んでいるのです。日本建築の理想の姿を見る気がします。日本人は古いものを大切にせず、スクラップ・アンド・ビルドを繰り返してきたと悪くいわれますが、そういわれるときは、常に新鮮であろうとする日本人の感性が、負の循環に取り込まれてしまった時だと思います。古い建物を取り壊して新しくつくること自体が悪いのではありません。いつも瑞々しくあろうとする新陳代謝の精神によって正の循環の流れがつくられ、持続するのであれば新しく建物をくくり直すのは素晴らしいことだと思います。

伊勢神宮の建物は20年に一度新築するということで、無駄のないシンプルでわかりやすい構造と佇まいを持っています。遷宮の仕組みがなければこのように清らかな意匠はなかったのではと思います。肝心なのは伊勢神宮を”日本人の心のふるさと”として缶詰に封じ込めることなく、現代に活かせる建築へのヒントを見いだし、現代に適した正の循環の仕組みをつくることだと思います。それほどに伊勢から学ぶことは現代にも応用できるシンプルでわかりやすいものだと思っています。(堀部安嗣 建築を気持ちで考える より)

 シンプルな構造と簡素なつくりでありながら気品を感じる佇まい、見習いたいものです。





築山 大祐

築山 大祐

新築事業部 営業・設計課

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