設計の中村です。
対ウッドショックにおける
県産材・国産材を使える設計
第五弾です。
前回は
梁は、最大2間まで。
といった内容でした。
ですが
それによって
間取りの自由度は
下がってしまうのでは?
との疑問に
お答えしていきたい
と思います。
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階段を考える。
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![](https://www.yamahiro.org/wp-content/uploads/2021/07/IMG_2767.jpg)
間取りや構造を両立する上で
特に2階建て以上の場合
重要になるのが
階段の位置と形状
だと思っています。
例えば
これまでにご紹介した
4間x4間の場合
ここに階段を
落とし込んでみると
有効な構造パターンは
32パターン思いつきました。
他にも何パターンか
ありましたが
無駄な廊下が増えそうなのは
削除して考えてます。
![](https://www.yamahiro.org/wp-content/uploads/2021/07/IMG_1709.jpg)
これに
方位や敷地形状
周辺環境や
家具、部屋の用途や広さ
玄関の位置
家具や外構etc…
これらの要素が加わってきますので
無限の可能性が
あるといっても
過言ではないと
思っています。
![](https://www.yamahiro.org/wp-content/uploads/2021/07/10IMG_8819-1-768x512-1.jpg)
あとは
4間x4間だけでなく
3間x4間とか
3間x5間
3.5間x4間etc…
様々なパターンも
加わりますし
![](https://www.yamahiro.org/wp-content/uploads/2021/07/1IMG_6035-768x512-1.jpg)
さらには
それに
下屋をプラス
していくことでも
パターンは
増えていきます。
対ウッドショックとして
県産材・国産材を使えるようになる
設計の方法として
5回に分けて
お伝えしてきました。
![](https://www.yamahiro.org/wp-content/uploads/2021/07/3-4.jpg)
まとめてみると
①構造を無視した設計を行わない。
②構造から考える。
③外周部は、1間ごとに柱を建てる。
④内部の梁は、2間まで。
⑤階段を考える。
あとは
ひたすら鍛錬笑
これらのルールを
まずは守って設計することで
間取りと構造の両立が実現し
コスト的にも抑えながら
良い家が出来るといった仕組みです。
アニメなんかでも
自分に課したルールが
あればあるほど
特殊な能力の威力が増す
といった設定が
よくありますが
まさに
その通りで
設計する上で
これ以外はやらない
といったルールを
持てば持つほど
自由度は広がり
さらに
洗練された良い家が
出来るのではないかと考えます。
今回の連載
少しでも
お役にたてれば幸いです。
営業・設計課 中村将之