こんにちは、管理課の玉中です。
散歩がてら山林を歩きに行く第19弾。鳥取県にある『米子城跡』に登ってきました。

『米子城跡』は鳥取県西部にある米子市にある城跡で、1591年頃に築城されたのが始まりと言われています。米子の町の西北西に位置しており、国指定史跡にもなっています。
境港のある弓ヶ浜半島などで囲まれた内海「中海」に面した場所にあり、標高約90mの湊山頂上を天守としていました。
本社のある宍粟市からですと、中国道から美作にある落合JCTで岡山米子線に移って韮山高原や大山の西側を抜け、車で約2時間の道のりになります。
電車の場合はJR米子駅から歩いて15分ほどで麓の休憩所に到着します。

湊山公園の無料駐車場に車を止めて茶トラの地域猫と戯れた後、早速登り始めようとしたんですが登城路が工事中だそうで別ルートへ迂回します。
茶トラの地域猫については下のバナーより過去記事をどうぞ。
現在は工事が終わって通行止めは解除されているはずです。


二ノ丸の裏門にあたる「裏御門後」に着きました。
テニスコートの脇にある登城路から本格的に登り始めます。
石を框部に並べた階段で、踏面が大きめなので登るには少し大股になって歩きにくいですが、帰りは下りやすそうに感じます。



登り始めて約3分。分岐点に到着です。
最終目的地は頂上の本丸なので、まずは内膳丸へ向かいます。

内膳丸跡は海側に突き出した広場になっており、パーゴラ付きの休憩所があります。
折角海に向かっているのですが、樹木が茂り過ぎていて眺望はイマイチです・・・。


ここから頂上へ向かうには遠回りになりますが、石仏めぐりコースを進んで湊山をグルッと迂回してみます。
先ほどまでのように舗装された階段ではなく、自然のままに近い遊歩道です。


石仏めぐりコースは名前の通り、石を彫って作られた仏像が幾つも並んでいるところを順に回る周回コースです。石仏は『城山弘法大師石仏めぐり』という名前でまとめられていて、山の麓から山中の周遊道路にかけて88番まであります。
これは四国八十八ケ所霊場の写し霊場で、八十八のすべての寺から運んだ砂をそれぞれの石仏の下に埋めてあるそうで、お遍路さん体験ができるコースとなっています。

石仏めぐりコースの途中から少し下って行ったところに、中海を見下ろせる展望所があるようなので足を伸ばしてみることにします。


分岐点の看板から階段を下ること約3分。中海展望所へ着きました。
小さな東屋とベンチがあって足を休めることができます。
中海を挟んだ向かい側は島根県の安来市です。


先ほどの分岐点まで戻って再び山頂を目指します。
少しだけ石仏めぐりコースを進み、そのまま等高線に沿って石仏めぐりコースを進む道と頂上へ登る道とに分かれるところから山頂の天守跡へ向かいます。
8月末の良く晴れた日に歩いているのですが、木陰が多くて海からの風があってそんなに暑くは感じません。


山頂が近くなって城跡まで来ると、先ほどまでの山林とは打って変わって草原のような印象になります。ちゃんと道であることは分かるのですが、長ズボンでないとくすぐったいでしょうね。
木が極端に減って日差しを受けるようになり、一気に汗が吹き出します。

お城の裏門だった「水手御門跡」に到着です。
城の裏手から中海の船着き場へ通じる道を管理するための門だったようです。
石垣も見られるようになってきました。ゴールの天守跡まではあと僅かです。


山頂の天守跡に到着しました。テニスコート横の登山口からは30分弱くらいでした。
広場のようになっていて、ベンチが少しある程度とスッキリしています。
1602年頃に完成した当時は五重の天守閣と四重の副天守閣を持ち、山陰随一の名城と称される壮麗な城だったと言われています。
石垣や広場を区切る石段の中には柱などを建てていた跡も残っています。




端の方へ行くと一段下の物見棟があった「番所跡」や米子の町を見下ろせます。
ただ、柵などの転落防止策が何もないので、高所が苦手な方や小さいお子さん連れの方にはキツイかもしれません。


行きは石仏めぐりコースをぐるっと回って裏口側から登って来たので、帰りは正面玄関だった「鉄御門跡」から下りていきます。
途中で振り返ってみると石垣がかなり綺麗に残っていることが分かります。



内膳丸へ向かった分岐点を通過してテニスコート横の登城道入口まで戻って来ました。
登り始めからは45分くらいで、この暑い時期の真昼間じゃなければちょうど良い散歩コースになると思いました。
この後は米子の城下町を散策しましたので、その紹介もまた後日・・・。
新築事業部 管理設計 玉中健太
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姫路市・加古川市・たつの市を中心に
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