
1974年に制作・放送されたテレビアニメ「宇宙戦艦ヤマト」。私が子供の頃に見ていたアニメですが、それまで子供向けとされてきたテレビアニメを、幅広い層から支持される作品へと押し上げた代表作の一つと言われているようです。あのジョージルーカスも一部参考にスターウォーズ制作に取り組んだとか・・・。このアニメについて、私がお世話になっている倫理法人会の文章に見つけましたので、これについて少々書かせていただきます。
物語の中で描かれる地球は、異星人国家からの攻撃によって放射能に汚染され、人類の生存が危機的状況に陥っているという設定。
これは、米ソを軸とした東西冷戦による核戦争の脅威や、経済発展を最優先した結果として各地で多発した公害問題を反映したものと見ることができます。さらに物語では、別種族の異星人国家から地球を再生する装置を譲り渡すというメッセージが届けられ、その受領のために十五万光年彼方の宇宙に浮かぶ惑星を目指すことになります。敵からの妨害を退けながら使命を果たし、最終的に地球は無事に再生されるという筋立てになっています。もちろん、架空の物語ではありますが、その内側に込められた社会へのメッセージは決して現実離れしたものではありません。異星人から攻撃を受けることこそないにせよ、人類自らが人類の生存を脅かす行為は、放送から半世紀が過ぎた現在においても、身の回りに様々な形で存在し続けています。
それは単に自然環境を保護して地球を守ろうとする活動に留まるものではありません。とはいえ、私たちは、生きるために様々な自然由来のものを消費しています。また、その生産を担う企業活動においても、自然環境の一部に手を加え元の姿とは異なる形に変えてしまうことが少なくないはずです。そのため、もし「地球を守るために」との理由で自然由来のものを一切消費せず自然環境にも手を加えないという姿勢を徹底すれば、人類が存在できなくなるというジレンマが生じます。
では、一体どうすればよいのでしょうか。大切なことは、「地球を守るために使わない」のではなく、「人類のために地球の何かを使ったのであれば、地球のためになることを人類の力を尽くしてお返しする」という姿勢でしょう。たとえ地球を再生する装置を異星人から譲り受けなくても、人類には長い歴史の中で積み上げてきた知恵があり、それを実行可能にする技を生み出すこともできます。さらに、その前段として、地球の何かを使う際に「感謝して使う」という心も欠かせないでしょう。感謝があれば無駄に使うことがなくなり、「ありがたいな」と思うからこそ、「地球にお返ししなければ」という行動へとつながっていきます。こうした心で行動する人を世界中に増やしていくことで、地球をより良い星へと成長させ、次の世代へ胸を張って引き継いでいきたいものです。
日本人は縄文時代一万年、近世に入って二千年を経てなお、森林と共存するアニミズム民族。今だに国土の7割以上が森林であり、八百万の神々を信仰するのがその証拠。
『人類のために地球の何かを使ったのであれば、地球のためになることを人類の力を尽くしてお返しする』のではなく、『人類のために地球の何かを使うこと=地球のためになること』を地で叶える生産をおこなってきた民族。江戸時代などは鎖国をしていたので、8000万人がこの国土の中で取れるものだけで暮らしていました。完璧な自立循環型生産〜消費〜再生サイクル。林業などはまさにその代表。※植樹の神様“五十猛命”などは二千年も前から信仰されています。
木を伐りまた植えると50年先にまた伐れる。ただし、経済がグローバル化していっている現在、そのサイクルが早くなり、この循環が少々崩れ始めているのが厄介ですが。
外国から木を運んで家を建てるくらいなら、国産材をどんどん使っていかないと治山と治水のサイクルに間に合いません。国産の木を使って家を建てる活動は、今現在の日本において考えると、もっと盛んに行わなければ間に合わない。私共ヤマヒロも今後ますます頑張っていきます。







